2013年12月1日日曜日

第二回 中国共産党の「日本解放」計画はどこまで進んだか?

前回の続きです。

(B)工作主点の行動要領
第一 群衆掌握の心理戦
 駐日大使館開設と同時になされねばならないのは、全日本人に中国への好感、親近感をいただせる、という群衆掌握の心理戦である。好感・親近感をいただかせる目的は、我が中国共産党、我が中華人民共和国への警戒心を、無意識のうちに棄て去らせることにある。
 これは、日本解放工作成功の絶好の温床となると共に、一部の日本人反動極右分子が発する「中国共産党を警戒せよ!日本支配の謀略をやっている」との呼びかけを一笑にふし、反動極右は益々孤立するという、二重の効果を生むものである。
 このために、以下の各項を速やかに、且つ継続的に実施する。

→ 正に謀略です。日本人は本当にこういうのが苦手です。

(一)展覧会・演劇・スポーツ
 中国の書画、美術品、民芸品などの展覧会、舞劇団、民族舞踏団、民謡団、雑技団、京劇団の公演、各種スポーツ選手団の派遣を行う。
 第一歩は、日本人大衆が中国大陸に対し、今なお持っている「輝かしい伝統文化を持っている国」、「日本文化の来源」、「文を重んじ、平和を愛する民族の国」、というイメージをかきたて、更に高まらせる事である。
 我が中華人民共和国の社会主義改造の誇るべき成果についての宣伝は、初期においては少ない方が良く、全然触れなくても構わない。
 スポーツ選手団の派遣は、ピンポンの如く、試合に勝ちうるもの限定してはならず、技術的に劣っている分野の選手団をも数多く派遣し、日本選手に学ぶという率直な態度を示して、好感を勝ち取るべきである。

→ 最近はこの辺りの活動は目立っていないような気がする。

(二)教育面での奉仕
a 中国語学習センターの開設。全国都道府県の主要都市の全てに「中国語学習センター」を開設し、教師を無報酬で派遣する。教師は、一名派遣の場合は女性教師、複数の場合は男女半々とし、すべて二十代の工作員を派遣する。
 受講者資格は、もとより無制限とし、学費は無料又は極めて小額とする。

→ 現在「孔子学院」という名前で、日本だけでなく世界中でこのような活動を活発に行っている。

b 大学への中国語教師の派遣申し入れ。中国語学習センターを開設し、日本人青年層に中国語学習熱が高まったところで、私立、公立の大学に個別に、国立大については日本政府文部省へ、中国人中国語教師の派遣を申し入れる。
 申し入れを婉曲に拒否した場合は、「我が中国の純然たる好意、奉仕の精神に対する非礼」を責めれば、日本のマスコミも、大衆も、学生も許さないであろう。
 しかし、第一回で全勝を求める必要はなく、全国大学の過半数が受け入れれば、それで良い。後は自然の受け入れ校は増加していくものである。

→ 現在日本の大学に中国人の教授は何人いるのだろうか?相当いるのではないか。中国は大分成功している。

c 留学生奨学金。毎年、二千名の日本の高校卒業生に対して、必要費用全額無条件給与の奨学金を発給し、我が中国の大学へ留学せしめる。第一年度の応募状況により、第二年度の人数を五千名以内まで増加して良い。

→ 実際この奨学金を使って中国で勉強した人は、その後どうなったのでしょうね。ぜひ追跡調査を公安部にしてもらいたいものです。というか既にしてますね。

(三)「委員会」開設
 「中日文化交流会」を拡充し、中日民間人の組織する「日中文化教育体育交流委員会」を開設して実施せしめ、我が中国大使館は、これを正式に支援する方式とする。
 なお、本校の全ての項目は、初期においては、純然たる奉仕に終始し、いささかも、政治工作、思想工作、宣伝工作、組織工作を行っていはならない。

→ まるで新興宗教の勧誘のようですね。まずは相手を疑わせない事が第一のようですね。相手が信用してから、本格的な活動が始まるようです。

田中角栄って中国の傀儡だったのでしょうか?
次回はマスコミ工作です。

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