2013年4月11日木曜日

自己愛性パーソナリティ障碍

自己愛とつくと自分を愛しているように勘違いしてしまうが、自己愛性パーソナリティ障碍の人は他人も自分も愛することができない。
そのため、その空虚な心を穴埋めするために、お金、美貌、権力などのその瞬間だけ自尊心が高くなったような錯覚を覚えるものに依存しやすくなっている。
お金、美貌、権力は失えば、自尊心は全くなくなるのであろうか?
自分を大切にしてくれる家族や友人、自分の経験や能力、仕事などがあれば、これらの三つがなくても、自己愛性パーソナリティ障碍ではない人は、普通にやっていける。
自己愛性パーソナリティ障碍の人はこれら三つを失うと、ものすごい空虚感を感じるらしい。
自己愛性パーソナリティ障碍の人は、人を尊重するフリをすることはできるが、他人を尊重する気持ちは全くない。
だから、人に感謝することもないし、相手に心から謝ることもない、自分の利益にならない人には挨拶もしない。

逆に他の人が幸せそうだと、ものすごい憎しみと怒りが湧いてくる。他人の幸せは自分の空虚な心を際立たせてしまうからである。
だから、人を自分のために利用し、破壊し、いずれ自分も破滅する。
この自己愛性パーソナリティ障碍の人は、人を不幸にするだけでなく、自分も不幸にする。だから、まったく良いことがない。
私は、なぜ自己愛性パーソナリティ障碍の人が生まれるの、どうしたらそれを防ぐように人を育てたら良いのかを一生のテーマとしたいと考えている。

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